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藤井聡太論 将棋の未来 (講談社+α新書)

藤井聡太論 将棋の未来 (講談社+α新書)

谷川浩司

講談社 / 2021-05-21

累計読者数5
平均ハイライト数 26件/人
推定読了時間 約2時間41分
star総合評価 65/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 34%

この本について

仕事でも勉強でも、「自分は今がピークなのか?」「経験は増えているはずなのに結果が出ない」とモヤつく時期があります。年齢なのか、努力の仕方なのか、そもそも自分の個性をどう生かせばいいのか……。焦れば焦るほど空回りする、あの感じです。 この本が面白いのは、藤井聡太という特別な才能の話をしながらも、「結局、人はどう強くなっていくのか」をものすごく現実的に語ってくれるところです。例えば、トップ棋士ですら自分の個性を発揮できる場面は一局で三十手ほどしかないという話があって、「自由にやれない状況でも、自分の力をどうにか出す方法」は仕事にもそのまま重なる感覚がありました。また、年齢の壁についても悲観ではなく「その先は人次第」と言い切る視点が少し救いになりますし、ベテランが最新形から少し外れた場所で勝負するという話は、経験をどう使うかの具体的なヒントになります。 そして何より、「自分で考えなければ強くなれない」「才能は紙一重の積み重ねを苦にせず続けられる力」という言葉が、過度に前向きでもなく、妙に腑に落ちます。無理に自分を鼓舞するのではなく、日々の迷いの中で立て直すための小さな軸がほしい人に向いている本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「天才は天才を知る」。レジェンドが迫る巨大な才能の秘密。 AIの登場以降、大きく変貌する将棋界。そこに現れた若き天才・藤井聡太。 14歳2ヵ月・史上最年少のプロデビュー後、衝撃の29連勝から始まり、史上最年少でのタイトル獲得など、次々と記録を塗り替えていく彼のすごさとは? 人間はどこまで強くなるのか? その謎を、史上最年少名人位獲得の記録を持つレジェンドが、自らの経験を交えながら、さまざまな角度から解き明かすとともに、多士済々の頭脳集団が切磋琢磨し、進化しつづける将棋の魅力を伝える。 第一章 進化する藤井将棋 ケタ外れの「頭の体力」・棋士も経験する「ゾーン」状態・時間配分をコントロールする etc. 第二章 最強棋士の風景 谷川・羽生の両方を持っている・トップ棋士の研究量・シビアな勝負師に徹して etc. 第三章 不動のメンタル 負けん気と平常心の両立・記録ではなく、強くなること・最年少名人記録は破られるか etc. 第四章 「将棋の神様」の加護 羽生世代が起こした序盤革命・苦手意識をどう克服するか・恐ろしいほどの強運 etc. 第五章 「面白い将棋」の秘密 勝った相手に楽をさせない・将棋は学業にも役に立つ・盤面をイメージせず読む・強さの源泉は詰将棋にあり etc. 第六章 AI革命を生きる棋士 人間と異なる形勢判断・強さとAIは関係ない・自分で考えなければ強くなれない・一局で一手研究が進む時代・五十代の戦い方 etc. 第七章 混沌の令和将棋 堅さよりもバランス重視・トップ棋士に求められる受けの力・美学に反した手を見直す etc.
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