
最初で最後の自由
J・クリシュナムルティ and 飯尾順生
累計読者数6
平均ハイライト数 11件/人
推定読了時間 約8時間32分
star総合評価 35/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
最近、何かに迷ったときほど「とりあえず改善しなきゃ」とか「もっと遠くを目指さないと」と焦って空回りすることが多いなと思います。頑張っているつもりなのに、自分の中で何が起きているのかは見ないまま、言葉や理論だけで整理しようとしてしまう。けれど、その割に本当の変化には全然届かない。この本を読んだとき、自分もまさにそういう循環の中にいたことを思い知らされました。 クリシュナムルティが繰り返し言うのは、「あるがままをそのまま見ることが、いちばん骨の折れることだ」という事実です。抜粋にもあるように、私たちはつい権威の言葉や“良さそうな考え方”で自分の混乱を包み込み、聞きたくないものを聞かないようにしてしまう。でも、この本はそこを丁寧に剥がしてくる。たとえば、遠くの理想に飛びつく前に「いま目の前で何を感じ、何を避けているのか」を追いかけること。あるいは、偏見や反応のクセを観察しないかぎり、理解は絶対に生まれないということ。どれも抽象的なスローガンではなく、自分の内側で具体的に起きている動きを見に行く感覚に近いです。 大げさに人生が変わる系の話ではなく、むしろ「変わりたいと言いながら、本当は何を避けているのか」を静かに突きつけられる本でした。理論よりも“気づく”ことの方が先なんだと腑に落ちた人には、たぶん深く刺さると思います。こんな人に刺さる本です。
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出版社による紹介
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