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妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ (集英社新書)

妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ (集英社新書)

橋迫瑞穂

集英社 / 2021-08-17

累計読者数3
平均ハイライト数 4.3件/人
推定読了時間 約2時間16分
star総合評価 50/100
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この本について

子どもを産む・産まないという話題になると、どこか「女性だけが背負う前提」が当たり前のように置かれていて、うまく言語化できない違和感だけが残ることってありませんか。周囲の善意にも圧力が混ざることがあって、どこで踏ん張って、どこで距離を取ればいいのか迷う瞬間があると思います。 この本は、そうしたモヤモヤを“個人の気合いの問題”にせず、社会や文化の側にある構造として丁寧に照らしてくれます。妊娠・出産の負担がなぜ女性個人の責任として扱われやすいのか、また宗教やスピリチュアルの場がどうやって女性の悩みを受け止めつつ、時に別の力関係を生んでしまうのか。その両方を、具体的な事例とともに読み解いていく流れがとても腑に落ちました。女性が「母親」という役割からいったん離れ、自分として生きたいと願うことの切実さにも触れていて、これもまた言いにくい思いを代わりに整理してくれる部分だと感じます。 一言でいえば、「自分のしんどさの根っこを、ちゃんと外側に置いていい」と思える本です。特に、家族や社会からの期待に挟まれて息苦しさを抱えている人には刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

フェミニズムの「落とし物」がここにある――。今世紀に入り、日本社会で大きく膨れ上がった「スピリチュアル市場」。特に近年は「子宮系」「胎内記憶」「自然なお産」に代表されるような妊娠・出産をめぐるコンテンツによって、女性とスピリチュアリティとの関係性はより強固なものとなっていった。しかし、こうしたスピリチュアリティは容易に保守的な家族観と結びつき、ナショナリズムとも親和性が高い。本書は、この社会において「母」たる女性が抱く不安とスピリチュアリティとの危うい関係について、その構造を解明する。 【森岡正博氏、推薦!】 「子宮系、胎内記憶、自然なお産。女性たちのスピリチュアルで切実な思いを分析した画期的な本だ。」
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