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上達論 基本を基本から検討する

上達論 基本を基本から検討する

甲野 善紀、方条 遼雨

PHP研究所 / 2020-01-09

累計読者数16
平均ハイライト数 11.5件/人
推定読了時間 約3時間41分
star総合評価 54/100
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この本について

最近、「努力しているはずなのに伸びている感じがしない」とか、「正しさに縛られて、余計に動きがぎこちなくなる」とか、そんなモヤモヤをよく聞きます。僕自身も、長く続けていることほど“初心者みたいな行き詰まり”にぶつかる瞬間があって、その理由が自分でも説明できずに悩むことが多いです。 『上達論』は、そういう時に一度立ち止まって“身体と頭の使い方そのもの”を見直すきっかけになる本でした。特に刺さるのは、上達を「新しい知識を足すこと」ではなく、「不要なものを消して上書きすること」と捉える視点。闇雲に繰り返す練習が上達に直結しない理由が腹落ちしますし、解釈を急がず、まず吸収に徹する重要性も、普段の学び方を振り返らせてくれます。また、正解にこだわりすぎると、結局はあら探しにしかならないという指摘も、職場や日常のコミュニケーションにそのまま当てはまるんですよね。 結局のところ、この本は「感覚が退化したまま理屈だけ積み上げていないか」「自分の反応に余計なフィルターを挟んでいないか」を丁寧に問い直してくれます。武術の話がベースにありながら、扱っているテーマはかなり普遍的で、思考も仕事も人間関係も“変な力み”が抜けていく感じがあります。 自分の伸び悩みを、単なる根性不足の問題にしたくない人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「まず基本を身につけよう」この言葉に呪縛されて、どれだけ多くの才能が芽を吹かずに枯れていったか——下手がやみくもに基本練習を繰り返しても、かえって下手を植え付け「未知への対応力」を鈍らせてしまう。そして、基本の「意味」を認識し、「意義」を体現できている指導者が壊滅状態にある今、他人に基本をひたすら繰り返させるのは、本来恐ろしい行為である。だが、世間では「基本が大事」と言って止まない。「基本信仰」こそ思考停止社会の元凶である。武術の探求者・甲野善紀の武術には「基本」がない。学ぶ側は、やみくもに頑張るのではなく、その瞬間瞬間の対応を迫られる。わかることに意味はなく、創造しできるようになる工夫をし続ける。本書では、甲野を観察し一から独自の理論と稽古法を構築して一流の格闘家からも驚かれる技を身につけた方条遼雨のユニークな上達論と、それをめぐる二人の対論で「上達の原理」を解き明かす。 【PHP研究所】
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