
ネイビーシールズ 特殊作戦に捧げた人生
ウィリアム H マクレイヴン and 伏見 威蕃
早川書房 / 2021-10-19
この本について
仕事でも日常でも、自分の判断に自信が持てない時ってありますよね。正しい選択をしたいのに、状況は動くし、気持ちも揺れるしで、ただ消耗していく感じ。僕も同じで、「腹を決めたいのに決めきれない」みたいな時間が長く続くことがあります。 この本を読んで印象的だったのは、派手な英雄譚ではなく、細かい場面の積み重ねが淡々と描かれているところでした。メコンデルタでの作戦前の説明や、ヘリの振動を待つ時間、帽子がしょっちゅう落ちる新人時代の描写まで、どれも地味なのに妙に心に残るんです。読者が保存していた部分を見ても、場所や装備や訓練の名称が多くて、つまり「状況そのものをどう受け止めるか」に刺さっているんだろうなと思いました。 読んでいて気づくのは、彼らの強さって精神論よりも、ひとつひとつを確実にやる姿勢や、訓練で身体に染み込ませた動作を淡々と積み上げるところにあるということです。強化訓練を一度にひとつずつ処理する姿勢や、過酷な任務の中でも周囲をよく観察し続ける習慣は、「自分もいまの混乱を分解できるかも」と思わせてくれました。壮大な考え方を求めるより、目の前の一個を丁寧にこなす方が結局近道なんじゃないかと。 大げさに人生が変わるとかではないけれど、迷いが多い時期に読むと、行動の視点が一段落ち着く本です。特に「状況の圧に負けず、まず一つを確実に進めたい人」にしっくりくると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
読書の順序
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