
どんでん返し THE FINAL: 読者をあっと言わせる「デコイ」の魔術 ストーリーデザインの方法論 (PIKOZO文庫)
今井昭彦
累計読者数4
平均ハイライト数 3件/人
star総合評価 33/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 18%
この本について
物語を書いていると、「伏線を隠しているつもりなのに、読者にすぐバレる」「どんでん返しを入れたいのに、どうしても無理やりになる」というモヤモヤにぶつかることが多いと思います。自分でも何が原因なのか掴めないまま筆が止まる、あの感じです。 この本が面白いのは、どんでん返しを“隠す技術”としてではなく、“気を逸らす技術”として説明しているところでした。秘密を守るのではなく、あえて別の嘘を信じ込ませて読者の視線をそちらに向けてもらう。そう言われると当たり前に聞こえるのに、実際の執筆ではつい真実の整合性ばかり気にしてしまうので、視点がひっくり返されました。さらに、読者に主人公を好きにさせるのが難しくても、敵を嫌わせるのは簡単という発想も、物語づくりのハードルを下げてくれます。敵を深掘りしすぎず、倒されるための“役割”として割り切るという考え方は、場面づくりをぐっと楽にしてくれました。 物語がどこか平坦になる、サプライズが弱い、と感じている人には特に刺さると思います。読者の期待をどう扱うか、そのためにどんな嘘を置けばいいのか。細かいテクニックというより、発想の土台ごと入れ替えてくれる一冊でした。
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