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赤と青とエスキース

赤と青とエスキース

青山 美智子

PHP研究所 / 2021-11-09

累計読者数11
平均ハイライト数 3.7件/人
推定読了時間 約3時間1分
star総合評価 53/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 71%

この本について

最近、なんとなく「急いでばかりだな」とか、「人のことはよく見えるのに、自分のことは全然わからない」とか、そんな小さなひっかかりが積み重なることが多くて。仕事でも人間関係でも、立ち止まるのが下手なまま大人になってしまった感じがします。 『赤と青とエスキース』は、そういう“自分のペースがつかめない時期”にそっと効いてくる本でした。登場人物たちは特別な人ではないのに、それぞれが「続けることの難しさ」や「思わぬところでやり直せること」を、日常の中で実感していきます。読んでいると、急ぐばかりだった自分にも、もう少しゆっくり選び直せる場所があるのかもしれないと思えてくるんです。誰かの人生は表面だけじゃわからないという視点も、つい一面的に物事を見がちなときのブレーキになってくれます。 特に、変化しながらも続けていくことの重さとか、完璧じゃないまま手を動かす面白さとか、そういう“現実的だけど前を向ける考え方”が静かに残るのがこの作品の良さだと思います。 今の場所に違和感があるけど、大きな決断はまだ怖い…そんな人にじんわり刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

2021年本屋大賞2位『お探し物は図書室まで』の著者、新境地にして勝負作! メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画(エスキース)」。日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく——。2度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。 ●プロローグ ●一章 金魚とカワセミ メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……。 ●二章 東京タワーとアーツ・センター 30歳の額職人・空知は、淡々と仕事をこなす毎日に迷いを感じていた。そんなとき、「エスキース」というタイトルの絵画に出会い……。 ●三章 トマトジュースとバタフライピー 漫画家タカシマの、かつてのアシスタント・砂川が、「ウルトラ・マンガ大賞」を受賞した。雑誌の対談企画のため、二人は久しぶりに顔を合わせるが……。 ●四章 赤鬼と青鬼 パニック障害が発症し休暇をとることになった51歳の茜。そんなとき、元恋人の蒼から連絡がきて……。 ●エピローグ 水彩画の大家であるジャック・ジャクソンの元に、20代の頃に描き、手放したある絵画が戻ってきて……。 【PHP研究所】
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