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P/Lだけじゃない事業ポートフォリオ改革 ROIC 超入門

P/Lだけじゃない事業ポートフォリオ改革 ROIC 超入門

松永博樹 and 伊藤学

日本能率協会マネジメントセンター / 2021-12-01

累計読者数19
平均ハイライト数 11.5件/人
推定読了時間 約3時間37分
star総合評価 53/100
menu_book精読型
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この本について

経営指標まわりの話って、結局「何を見て判断すればいいのか」がぶれてしまうのが一番つらいところだと思います。売上は伸びているのに手元にキャッシュが残らないとか、ROAやROICを聞いても結局どこを動かせば改善につながるのか見えないまま時間だけ過ぎる、みたいな感覚は僕もよくありました。 この本がよかったのは、指標そのものを覚えろというより、「何が動けば数字が動くのか」を具体的に示してくれるところです。たとえばROICを粗利率と販管費率まで落として考えると、現場レベルでどんな行動が必要なのかがはっきりしますし、投下資本を“元手の純額”として見る発想も、売掛金や仕入債務が日々どれだけ重い意味を持っていたか気づかせてくれます。また、短期でROICを追いかけすぎると投資を萎縮させてしまう危険性にも触れていて、「数字に縛られすぎるな」という現実的な視点があるのも救いでした。 さらに、ROAとROICの違いを「非事業用資産」と「仕入債務」の扱いで整理してくれるあたりも、どの指標を使うべきか迷っていた自分にはかなり効きました。事業別でB/Sを作る難しさや、中長期の管理と短期のモニタリングをどう分けるかなど、実務に踏み込んだ話が多いので、机上の理論だけで終わらないのもありがたいポイントです。 数字の使い方にモヤモヤしてきた人、特に「指標は追ってるけど意思決定に結びつかない」と感じている人には刺さると思います。私自身、読んだ後の会話や判断の解像度が少し上がった気がします。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ROICとは投下資本利益率のことで、「事業のために投じたお金(投下資本)が企業の儲け(利益)をどのくらい生み出したのか」を効率性の観点から見るための指標です。 ROIC(投下資本利益率) = 利益 ÷ 投下資本 似たような指標にROE(株主資本利益率)やROA(総資産利益率)があります。ROEはバランスシートの右側の株主から調達した資金によって、どのくらい効率的に利益が生み出されているかを測るものであり、株主目線の指標です。一方、ROAは全ての資産でどのくらい効率的に利益が生み出されているかを測る指標で、事業活動に直接関係しない資産も含まれます。ROICはROEやROAと比較すると、少し計算が複雑になりますが、「どのくらい効率的に本業で稼いでいるか」という稼ぐ力をより正確に表すことができます。そこで近年では、ROICを経営の最重要指標として掲げている企業が増えています。 本書は、会計・経理の専門家向けでなく、大手・中堅企業の社員全員(営業・製造・企画・管理・購買…)がROICを理解し、日頃の業務に活用できることを目的とした入門書です。 【目次】 第1章 まずはROICとは何かを理解しよう 第2章 なぜROICが必要なんですか? 第3章 ROICを計算してみよう 第4章 ROICで経営を管理する 第5章 ROIC経営を導入しよう
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