
個人事業主1年目の強化書
天田幸宏
日本実業出版社 / 2021-10-01
この本について
独立してみたものの、「このままで食べていけるのか」とか「自分の強みをどう仕事に変えればいいのか」みたいな不安、ずっとつきまといますよね。私も最初の頃は、とにかく目の前の依頼を受けるだけで精一杯で、気づけば“自分の事業”がどこにもない状態でした。 『個人事業主1年目の強化書』がよかったのは、そのモヤモヤをいきなり精神論で片づけるんじゃなくて、現実的な「仕組み」の話に落としてくれるところです。たとえば下請け仕事の割合をあえて制限して、残りを自分のサービスで埋めるよう追い込む発想は、怖いけど本質的でしたし、「誰に、どんな価値を届けるのか」を言語化していくプロセスは、思考が散らかりがちな独立初期にはかなり心強い軸になります。さらに、理想の顧客像を“性格の良い人”ではなく、“望む価格で買ってくれる人”という基準で考える視点も、日々のストレスを減らす実務的なヒントでした。 読み進めるほど、事業ってセンスではなく設計なんだなと落ち着いていきます。看板商品をつくる意味や、心理的・機能的・経済的価値を分けて考える重要性も、具体例付きなので「自分だったらどうだろう」が想像しやすいです。 独立して1〜3年目あたりで「このまま流されるのは嫌だけど、何から整えればいいのかわからない」と感じている人には、特に刺さると思います。自分の事業を“続けられる形”に組み直したいときに、静かに効いてきた一冊でした。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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