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絆徳経営のすゝめ ~100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?~

絆徳経営のすゝめ ~100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?~

清水 康一朗

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この本について

仕事でも日常でも、人との関係がどこか噛み合わない時ってありますよね。お客さんとの距離感、社員や同僚との温度差、社会に対して自分たちが何をしているのか分からなくなる感じ。私も「もっと効率よくやらなきゃ」と焦るほど、逆にうまくいかなくなる経験ばかりでした。 この本を読んで気づいたのは、成果が出ない理由が“スキル不足”よりも、“絆が切れていること”にある場合が多い、という視点でした。たとえば、リピート客がつかないのはマーケティング戦略の問題だと思っていたけれど、著者はそれ以前に「顧客との絆が弱っている」可能性を指摘します。また、理念と合理性は対立するものだと思い込みがちですが、むしろ両立したほうが会社も人も強くなる。そんな当たり前のことを、具体的な企業の歴史や「7つの罠」という分かりやすい対比で示してくれるので、妙にスッと入ってきました。 個人的に刺さったのは「良いこと」と「善いこと」を分けて考えるくだりです。相手を喜ばせるだけでなく、相手が自立できるようにする行為まで含めて“絆をつくる”。これを読んで、目先の満足度だけ追っても関係は続かない理由がようやく腑に落ちました。 経営の本ではありますが、実は「人と長くいい関係をつくりたいと思っている人」ほど染みる内容だと思います。経営判断に迷っている方はもちろん、仕事で人間関係に行き詰まりを感じている人にも静かに効いてきます。

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