
不調の9割は「呼吸」と「姿勢」でよくなる!――専門医が教える自律神経が整う「呼吸筋トレ」
奥仲哲弥
あさ出版 / 2022-03-11
この本について
最近、なんとなく呼吸が浅い気がする、とか、座りっぱなしのまま仕事していたら胸のあたりだけバタバタ動いている感じがするとか、そんな細かい違和感ってありますよね。僕も「疲れてるだけだろ」と放置していたんですが、よくよく考えると、一日のほとんどをスマホとPC前で過ごしているわけで、そりゃ呼吸も姿勢も乱れるよな、とあとから気づくタイプです。 この本がおもしろいのは、「腹式がいい」「胸式がいい」みたいな二択ではなく、そもそも肺は自分で動けなくて、周りの筋肉をどう動かすかで呼吸の質が決まる、というところを具体的に説明してくれる点です。深い呼吸って“気持ちの問題”じゃなくて、肺胞まで空気を届けられているかどうか、というめちゃくちゃ物理的な話だと知ると、呼吸を整えるって急に現実的になります。しかも腹式だけを頑張りすぎると内臓が下がる可能性がある、など「良いことだけ言わない」ところも信頼できました。 腹式は落ち着けるとき、胸式は素早く動きたいとき、と状況に合わせて使い分けたほうがいいという視点も、日常に持ち帰りやすいです。僕自身、会議前に胸式を少し大きめにして気持ちを立て直したり、寝る前は横隔膜をゆっくり動かすようにしてみたり、そんな小さな調整ができるようになりました。自律神経ってコントロールできないと思い込んでいたけれど、呼吸だけは例外というのも目から鱗でした。 姿勢や呼吸の乱れが続いているけど、何から直せばいいかわからない人には刺さる一冊だと思います。自分を追い立てる感じではなく、「こういう仕組みなら、ちょっとやってみてもいいかも」と思える軽さがあるので、日常のどこか一か所を整えたいときにちょうどいいです。
読書インサイト
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