
心と体を整える最強の呼吸 (ハヤカワ文庫NF)
ジェームズ ネスター、近藤 隆文
早川書房 / 2025-03-05
この本について
最近、なんとなく呼吸が浅い気がするとか、疲れやすいとか、寝ても回復しきれていない感じが続くことってありませんか。自分もずっと「運動不足か仕事のストレスかな」と思っていたんですが、どうやら呼吸そのものの質が落ちているだけ、という可能性もあるらしくて少しドキッとしました。 この本が面白いのは、「もっと深く吸えばいい」という単純な話ではなく、むしろ“呼吸を減らす”“呼気の質を上げる”みたいな、これまでの常識とは逆の視点を持っているところです。鼻呼吸を徹底すると鼻腔が鍛えられるとか、姿勢や咀嚼が呼吸の土台になるとか、一見地味だけど日常で実感しやすい変化が多いんですよね。歩きながら2歩吸って5歩吐く練習をすると、妙に落ち着くことがあったりして、呼吸って本当に「体の設定」を変える行為なんだなと感じます。 そして一番刺さったのは、呼吸は思っている以上に“自分で変えられる領域”だという点です。年齢とか体質とか以前に、使わなくて縮んでしまった鼻腔も、意識して使い続ければ再び開いていく。過去数百年分のダメージすら、日々の積み重ねである程度巻き戻せるかもしれないという視点は、ちょっと希望が湧きました。 忙しいけど体調をなんとかしたい人、頑張っているのになぜか調子が整わない人にはとくに刺さると思います。呼吸を変えると何が変わるのか、その実感の入口としてかなりいい一冊でした。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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