
お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか 「自然に貯まる人」がやっている50の行動 (日本経済新聞出版)
黒田尚子
この本について
家計のことって、「なんとなく不安だけど、どこから手をつければいいのか分からない」まま放置しがちですよね。働き方の調整も、税金や社会保険の“壁”も、知ればいいだけなのに知らないままモヤモヤが続く。時間の使い方も同じで、気付けばスマホを見て終わった…なんて日も普通にあります。僕自身、ずっとそのループにいました。 この本が面白いのは、“堅いお金の話”と“日々の行動”がきれいに地続きで語られているところです。例えば、130万円の壁は税金より社会保険料のほうがインパクトが大きいとか、収入が増えるほど申告手続きが増える理由など、知らないと無駄に心配だけが増える部分をサラッと整理してくれます。一方で、時間家計簿の話や「やらなくていいことを決める」習慣などは、実際の生活にすぐ落とし込める。部屋が散らかるかどうかと、お金が貯まるかどうかが同じ根っこにある感覚が腑に落ちます。 そしてもう一つ刺さったのは、お金の満足度の源を“比較ではなく非地位財”に置くという視点です。収入より、家族や休日の充実度のほうが幸福度を押し上げる人は普通にいて、その感覚を無視すると家計だけ頑張ってもどこか苦しくなる。経験に投資する価値や、コスパでは測れない領域の話も、今の自分の判断基準を見直すきっかけになりました。 「貯める話」と「暮らす話」が両方ないとしっくりこない人に刺さる一冊だと思います。僕みたいに、お金の不安も生活の散らかりも同じ場所で起きてる気がする人には、かなり現実的に効きます。
読書インサイト
ハイライト密度
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