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日本国史(上) (扶桑社BOOKS)

日本国史(上) (扶桑社BOOKS)

田中 英道

扶桑社 / 2022-03-14

累計読者数15
平均ハイライト数 16.5件/人
推定読了時間 約2時間14分
star総合評価 52/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%

この本について

歴史を学ぶとき、「どこまでが物語で、どこからが現実なのか」が気になって手が止まることがあります。神話の話になると、なんとなくファンタジー扱いしてしまうけれど、心のどこかで「実際はどうだったんだろう」とモヤモヤが残る。僕もずっと同じでした。 この本が面白いのは、そのモヤモヤに対して極端な断言をするのではなく、遺跡の分布や古代の移動ルート、太陽信仰などの“具体的な痕跡”から、神話の舞台を現実の地形に結びつけて考える姿勢を見せてくれるところです。たとえば、旧石器時代の人々がなぜ東へ向かったのか、なぜ関東・東北にだけ遺跡が偏るのか、といった素朴な疑問が「地形」「気候」「信仰」という視点で整理されていく。神話と歴史をいったん分けるのではなく、地続きとして捉え直す感覚が新鮮でした。 そして、村落共同体がゆるやかにつながりながら国のかたちを育てていったという説明も、日々「急に正解なんて出ないよな」と感じている身としては、不思議と腑に落ちます。大きな物語を一気につくるのではなく、小さな生活の積み重ねが結果として国を形づくったという視点は、今の働き方や人とのつながりにも重ねたくなります。 神話と歴史の間にある“根拠のありそうなグレーゾーン”をていねいに歩きたい人には、かなり刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

最新の歴史研究を踏まえた「田中日本史」の決定版。日本史を各時代のエピソードを中心に通史で概観! *上巻は縄文から平安時代まで。 第一章・日高見国――縄文・弥生時代、関東にあった祭祀国家 第二章・天孫降臨――関東から九州へ、船で渡った瓊瓊杵尊 第三章・大和時代――神武天皇と日本の統治 第四章・飛鳥時代――日本人の神髄「和」の思想の確立 第五章・律令国家の誕生と国家意識の確立 第六章・奈良時代――日本の古典を成熟させた天平文化 第七章・平安時代――貴族が極めた宮廷文化の頂点 ※本書は平成24年刊行の田中英道著『日本の歴史 本当は何がすごいのか』(育鵬社刊)をもとに、最新の歴史研究の成果を踏まえ、大幅な加筆を行い刊行するものです。
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