
教養として学んでおきたい古事記・日本書紀 (マイナビ新書)
島田裕巳
マイナビ出版 / 2022-05-26
累計読者数8
平均ハイライト数 7件/人
推定読了時間 約2時間29分
star総合評価 32/100
start序盤集中型
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この本について
仕事の合間にふと、「日本の成り立ちって結局どうつながっているんだっけ」と考えても、神話と歴史の境目が曖昧で、ちゃんと整理できないまま放置していることが多いですよね。自分もずっとそのタイプで、興味はあるのに、専門書を開くほどの気力は出ない…という状態が続いていました。 この本は、そういう距離感のままでも読めるのが助かりました。特に、神々が“創造者”として世界を作ったのではなく、混沌の中から自然に現れて消えていく存在として描かれている点は、他の神話との違いが一気に腹落ちしました。天孫降臨の舞台が複数の土地に伝わっている話も、歴史の授業では聞かなかった視点で、実際に足を運んで比較したくなるくらい現実にひき寄せてくれます。神武天皇へ物語がつながっていく流れも、神話が“説明しようとしていたもの”の輪郭が少し見える感覚がありました。 神話を信じろという話ではなく、今の制度や価値観の底にある「物語の土台」を静かに示してくれる一冊です。日常の思考にゆるく効いてくるので、歴史を点ではなく線で理解したい人に合うと思います。 特に、「日本のルーツを、自分の言葉で説明できるようになりたい人」に刺さるはずです。
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出版社による紹介
宗教学の権威が読み解いた日本の神話 日本の神話は、古事記や日本書紀などにまとめられ、受け継がれてきました。 神話は歴史につながっており、国の成り立ち、あり方について、さまざまなことを示唆しています。 私たちが、日本という国について考えようとする際には、神話について正しい認識を持っている必要があります。 古事記と日本書紀とは、いったいどういうものなのか。両者に違いはあるのか。 神話に歴史は反映されているのか。神々と天皇とはどう関係するのか。 この本では、そうした点を、宗教学の権威、島田裕巳先生に分かりやすく解説していきます。 1953年東京生まれ。作家・宗教学者、東京女子大学・東京通信大学非常勤講師。1976年東京大学文学部宗教学科卒業。同大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1984年同博士課程修了(宗教学専攻)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を経て、現職。著書に『ほんとうの親鸞』『「日本人の神」入門』(以上、講談社現代新書)、『創価学会』『世界の宗教がざっくりわかる』(以上、新潮新書)、『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』『葬式は、要らない』 (以上、幻冬舎新書)、『0葬』(集英社)、『教養として学んでおきたい仏教』『教養として学んでおきたい神社』(以上、マイナビ新書)などがある。
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