ヨムナビ
「日本人の神」入門   神道の歴史を読み解く (講談社現代新書)

「日本人の神」入門   神道の歴史を読み解く (講談社現代新書)

島田裕巳

講談社 / 2016-05-17

累計読者数4
平均ハイライト数 26.3件/人
推定読了時間 約2時間55分
star総合評価 72/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 69%

この本について

神社に行くと落ち着くのに、なぜ落ち着くのかは言語化できない。普段は無宗教のつもりなのに、祈る場所は「ここじゃない気がする」と感じてしまう。僕自身、この感覚の正体がずっとモヤモヤしていました。 この本は、その曖昧な感覚を歴史の流れの中で説明してくれます。たとえば、日本では「祈る場所」がものすごく重要視されてきたこと。山そのものが御神体だったり、時代によって祭神が変わったりと、神と場所の関係が柔軟なのに、同時に強く結びついていること。その背景を知ると、神社でのあの独特の距離感や、家の中で祈ることへの違和感が、少し腑に落ちてきます。 さらに面白いのは、日本の神が必ずしも「優しい存在」ではなかったという点です。天照大神に対して人々が距離を置いてきた理由や、八幡神がどのように全国へ広がっていったのか。怖れと敬意が混じった感情が、日本の宗教観をつくってきたという視点は、参拝という日常的な行為を別の角度から見せてくれます。 神社に行く理由が言語化できないままの人、自分のルーツを静かに確かめたい人には、特に刺さると思います。自分の習慣の裏側にある歴史を知るだけで、参拝の意味がほんの少しだけ変わります。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

島田裕巳の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人間と宗教の歴史は長く深い。それは国民国家のレベルを超えて「人はどこで何ために生きるのか」という場所性や共同体に関わる問いでもある。日本人にとって、神道と天皇、また皇祖神との繋がりは重要であった。本書のサブタイトルである「神道の歴史を読み解く」は、今だからこそ我々が議論すべき主題である。そのために、古代の「神仏習合」から明治以降「神仏分離」の理解から始めようという現代人必読の入門書である。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要