
7 POWERS――最強企業を生む7つの戦略
ハミルトン・ヘルマー, リード・ヘイスティングス, and 助川 たかね
ダイヤモンド社 / 2022-06-29
この本について
仕事で戦略を考える時って、「結局どこに力を入れればいいのか」がわからなくなる瞬間がありませんか。新しい施策を思いついても、競合にすぐ真似されたら意味がないし、そもそも自分がやっていることが“パワー”につながるのか、自信を持てないまま動いてしまうことがよくあります。 この本を読んで刺さったのは、利益を生む理由を「大きさ」と「持続性」に分け、その両方を満たす条件を淡々と分解してくれるところでした。たとえば、規模の経済がなぜ強いのかを“コストの引き下げ”という具体に落とし込みつつ、SLMの考え方で「競合が利益ゼロになるまでのゆとり」を測れると説明されると、ただの抽象概念じゃなくて、実務に置き換わる感覚が出てきます。また、説得力のある価値をつくる時に「会社の能力」「顧客ニーズ」「競合の動き」という三つの視点を同時に見る必要がある、と言われると、日々の判断で抜け落としていたポイントに気づかされました。 パワーは発明から始まるけれど、発明のすべてが差分リターンにならない。だからこそ、「いつ・どこに・どう力を入れるか」を考えるための静態と動態の整理が効いてきます。自分の事業やプロジェクトがどこで踏ん張るべきか迷っている時、この本は“地に足のついた視点”をくれる一冊でした。 特に、「競争に疲れているけど、もう少しうまくやれる道がある気がする人」に届くと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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