
親子で知的好奇心を伸ばす ネオ子育て
草野 絵美
CEメディアハウス / 2022-03-31
この本について
子どもの教育について考えるとき、「みんなと同じでいてくれたら安心なんだけど、本当にそれでいいのか…」というモヤモヤ、けっこう共通なんじゃないかと思っています。周りの基準に合わせつつも、子どもの興味や個性を守りたい。でも実際には、失敗させたくなくて先回りしたり、親の考えを押しつけていないか不安になったり。僕自身もずっと揺れています。 『ネオ子育て』を読んで助かったのは、「親が全部背負う必要はないし、子どもの世界観をもっと信頼していい」という感覚を具体的に示してくれたところでした。たとえば、動植物に触れる経験が大人になってからの意欲や共生感につながるという話や、失敗したときに叱るよりも「大丈夫」と寄り添うことがレジリエンスを育てるという説明は、日常の小さな判断にそのまま落とし込めます。また、NHK for School やドキュメンタリーなど、無理なく知的好奇心を広げる方法がかなり実践的で、親の「教育リサーチ疲れ」を減らしてくれるのもありがたいところでした。 そして何より、この本は「親がアップデートをやめないこと」や「親のエゴに気づくこと」にやさしく触れてくれるので、子どもと一緒に成長したい人にはしっくりきます。子どもの成功を自分の成功と混同しがちなときに、一度立ち止まらせてくれる本でした。 「子どもの“ありのまま”をちゃんと支えたいけど、正解が見えなくて不安」という人にとても合う一冊だと思います。
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