
ベンチャーキャピタルの知られざる投資判断プロセス DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
ポール・ゴンパース, ウィル・ゴーナル, スティーブン・N・キャプラン, イリヤ・A・ストレブラエフ, and DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
この本について
起業や投資の世界に興味があっても、「結局、どういう人や会社が選ばれているんだろう…」とモヤッとしたまま動けないことがあると思います。頑張ってプロダクトを磨いても、なぜか声がかからない。周りを見ると、紹介だけでチャンスをつかんでいく人もいる。自分のどこが足りないのか、判断がつかないまま時間だけが進む感じです。 この本は、そんな霧のかかった領域を、感覚ではなくデータと実例で明るくしてくれました。たとえばVCが最初に見るのは、プロダクトでも市場でもなく、ほぼ例外なく「創業者」だという事実。言い換えると、どれだけ磨かれた資料よりも、日々の行動や意思決定の一貫性のほうが見られているということです。また、彼らが「最良の案件は信頼できるネットワークから来る」と語るように、出会いの設計そのものが結果を左右している現実も描かれています。さらに、VCの組織が驚くほど小さく、意思決定がフラットだからこそ、判断の背景にあるクセや優先順位がストレートに反映されることもわかります。 読み終える頃には、「どうすれば選ばれるか」よりも、「選ばれる土俵に立つには何が必要か」がはっきりしてきます。これは起業家だけでなく、キャリアの選択肢を増やしたい人にも刺さると思います。自分の立ち位置を見直したいときに、静かに効いてくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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