
改訂新版 超図解! 新規事業立ち上げ入門
木下雄介
この本について
新規事業に関わっていると、「結局どこから考えればいいのか」「判断基準が毎回ブレる」といったモヤモヤがつきまといます。自分も企画書を前に固まってしまうことが多くて、知識の断片だけが頭にあっても、どう繋げればいいのか分からないまま時間だけが過ぎてしまうことがありました。 この本が助かったのは、フレームワークを“覚える”というより、“使える形に整えてくれる”ところです。例えば、5F分析やビジネスモデルの整理は知っているつもりでも、実際の検討にどう落とすかは意外と曖昧です。この本では、競争環境の見方から提供価値の決め方、さらに事業戦略の選択まで、順番に手を動かす前提でつながっていきます。抜粋にもあるように、顧客セグメントやチャネル、収益モデルといった要素をどう組み合わせていくかが具体的に描かれていて、「あ、ここまで分解すればいいのか」と腹落ちした感覚がありました。 もう一つ、地味にありがたかったのは、ブレストや営業プロセス、人材計画のような“泥臭い運営部分”もしっかり扱われている点です。新規事業って戦略より現場の動きでつまずくことが多いので、段階的な施策や小さなサイクルの回し方まで書かれているのは実務寄りの人ほど刺さるはずです。 新規事業に関わるたびに「全体像がつかめずに迷子になる人」には特に向いている一冊だと思います。理論を分厚く語るのではなく、現場で判断を積み重ねるときの“地図”として手元に置いておく感じがちょうどいいです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
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