
脳の名医が教える すごい自己肯定感
加藤俊徳
インプレス(Impress Corporation) / 2022-07
この本について
最近、誰かの一言に必要以上に揺れたり、ちょっとした失敗を「また自分はこれだ」と一般化して落ち込んだりしませんか。頭では気にしすぎだとわかっていても、気持ちがついてこない瞬間ってありますよね。僕もよくそうなります。 この本は、そんな「揺れやすさ」の原因を脳の使い方から説明してくれるところが助かりました。たとえば、他人の意見を素直に受け取れるかどうかは、性格というより“脳に余裕があるか”の問題だという視点は、かなり腑に落ちました。また、自己肯定感を「ポジティブシンキング」ではなく、脳が成長を求めて動きたくなる状態だと捉えるのも、現実的で取り入れやすいです。やりがいのある仕事のときに自然と前向きになれる感覚に近いものだと思います。 もう一つ刺さったのは、知識ばかり増えて行動が止まる状態を、脳の偏った使い方として説明しているところ。たしかにSNSで他人の意見ばかり浴びていると、自分の感覚や体験が弱っていく感じがあり、その理由が「運動系の脳番地が働いていないから」と言われると妙に納得してしまいます。小さくても「自分で選んで動いた経験」を積む方が、結果的に気持ちが安定するというのも実感に近いです。 他人軸で自信が揺らぎやすい人、自分の欠点を誇大に捉えてしまいがちな人には、特にしっくりくると思います。劇的な変化を約束する本ではありませんが、脳の仕組みから「揺れない自分」を作るヒントが静かに積み上がっていく一冊でした。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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