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脚本力 (幻冬舎新書)

脚本力 (幻冬舎新書)

倉本聰、【聞き手】碓井広義

幻冬舎 / 2022-09-28

累計読者数6
平均ハイライト数 4.2件/人
推定読了時間 約3時間26分
star総合評価 43/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 33%

この本について

仕事で企画を考えていると、「言われた通りに形にはしたけれど、なんか腑に落ちない」という瞬間がよくあります。テーマが見えないままモチーフだけ押しつけられて、言葉にしづらい違和感だけが残る感じです。私自身、このモヤモヤをごまかしたまま進めて失敗したことが何度もあります。 『脚本力』を読んで刺さったのは、その違和感の正体をかなり丁寧に言語化してくれるところでした。倉本聰さんは、テーマとモチーフを明確に分けて考える重要性を繰り返し語っていて、「相手の要求に従いながら、自分の核をどう潜り込ませるか」という現実的な処し方まで書いてくれています。また、快感と感動の違いの話は、表面的な“ウケ”に寄せて迷子になりがちなときに立ち戻れる指針のようでした。役者の欠点の描き方や、受信力の話も、観察の精度をどう上げるかという意味で、企画や文章を書く仕事にそのまま落とし込めます。 無理に背中を押す本ではないですが、作り手としての足場を整えたいときにじわっと効いてきます。特に「要求に応えるだけの技術者から抜け出したい人」には静かに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ドラマ史に残る名作『前略おふくろ様』『北の国から』から、老人のリアルを描く新たな挑戦で大ヒットとなった『やすらぎの郷』まで、倉本聰はなぜ60年にわたり、第一線で書き続けられるのか。「構成はおもてなし精神で」「台詞は論理的であってはいけない」「ピカッと光る『へそ』を必ず入れる」「物書きに必要なのは発信力より受信力」――未発表新作『火曜日のオペラ』の企画書から完成台本までの創作過程とともに、名作を生む「手の内」をすべて明かす。87歳の今なお毎日原稿用紙に向かう巨匠の、創造力の源泉に迫る一冊。
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