
フランスはどう少子化を克服したか(新潮新書)
髙崎 順子
累計読者数5
平均ハイライト数 2.6件/人
推定読了時間 約4時間29分
star総合評価 45/100
boltライト読書型
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この本について
子どもの育ちや教育の話になると、「結局、生まれた環境でスタートラインが決まってしまうのでは…」という引っかかりを抱えたままの人、多いと思います。自分の力だけではどうにもならない領域があるように感じてしまって、親としても、一社会人としても、どこかモヤっとするあの感じです。 この本を読んでまず驚いたのは、フランスがそのモヤモヤに正面から向き合い、制度として“縮められる差”を本気で縮めにいっていることでした。ほぼ全ての子どもが保育学校に通う理由が「親の就労支援」より前に「生育環境による能力差をできるだけ減らすため」という発想にあること。義務教育前から国家がリソースを注ぎ込むのは、託児の延長ではなく、まさに教育として扱っているからだと腑に落ちます。また、家庭環境による学力格差のデータを隠さず提示し、そのうえで職業としての保育者を歴史的に整備してきた流れを追うと、制度は急にできるものではなく、積み上げの連続なんだと実感します。 読みながら「理想論じゃなくて、こうやって改善してきたのか」と視点が変わる瞬間がいくつもあり、自分の生活や仕事で“何を変えれば未来が変わるのか”を考えるきっかけにもなりました。「子育てと社会制度の距離感にモヤモヤしている人」には、静かに刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
親に期待しない、3歳からは学校に、出産は無痛で――。子育て大国、5つの新発想を徹底レポート。
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