
ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界 (幻冬舎新書)
峯村健司, 小泉悠, 鈴木一人, 村野将, 小野田治, and 細谷雄一
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この本について
国際ニュースを追っていると、「結局、日本はどこまで考えられていて、どこからが想像で話しているんだろう…」みたいなモヤモヤが残ることが多いです。台湾有事や米中対立の話になると特にそうで、専門家が語る“本当の論点”と日常で耳にする議論のあいだに大きな溝がある気がしていました。 この本は、その抜け落ちている部分を静かに埋めてくれました。たとえば、日本の議論が「選択肢を絞り込む前の段階でいい加減になりがち」という指摘は、自分の普段の不安とつながりましたし、西側が抱える弱点や、アメリカのリソース不足のリアルなど、普段見えない前提が丁寧に説明されていて、地図の解像度が一段上がる感じがあります。中国が心理戦や認知戦を仕掛けてくる現実や、日本がまず受け止めることになる避難民の話など、「もし起きたら本当に何が起こるのか」という具体のイメージがようやく持てました。 大げさに構えた“安全保障論”ではなく、今の世界がどう連動していて、日本がどこに立っているのかを実務の目線で知っておきたい人に刺さる本だと思います。自分と同じように、表面的なニュースだけでは判断しきれない違和感を抱えている人ほど、読んだあとに少し呼吸がしやすくなるかもしれません。
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出版社による紹介
2010年代後半以降、米中対立が激化するなか、2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻。世界情勢はますます混迷を極めている。プーチン大統領はロシア帝国の復活を掲げて侵攻を正当化し、習近平国家主席も「中国の夢」を掲げ、かつての帝国を取り戻すように軍事・経済両面で拡大を図っている。世界は、国家が力を剥き出しにして争う19世起的帝国主義に回帰するのか?台湾有事は起こるのか?米中関係に精通するジャーナリストが、国際政治のエキスパート5人と激論を戦わせ、これからの世界の勢力図を描き出す。
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