
ゾンビスクラムサバイバルガイド
Christiaan Verwijs、JohannesSchartau、BarryOvereem、木村 卓央、高江洲睦、水野正隆
この本について
スクラムを回しているはずなのに、スプリントがただの「区切り」になってしまう時ってありますよね。出荷は遅れがちで、アイテムは持ち越し続け、レトロスペクティブも正直あまり前向きになれない。自分も同じような停滞を何度も経験してきました。 この本が面白いのは、「スクラムが形だけになる理由」を“根性不足”ではなく、もっと現実的なプロセスや構造の問題として扱っているところです。たとえば、アイテムが大きすぎて終わらないなら、どうスライスすれば前に進めるのか。出荷が怖いなら、どう自動化やフィーチャートグルで爆発半径を小さくできるのか。サイクルタイムを測らないことで、どれだけ学びの機会を失っているのか。読んでいると「そうか、ここに手を入れればよかったのか」と、具体的な改善の糸口が見えてきます。 スクラムは意図的に不完全で、正解の手順書は存在しない。だからこそ、チームで実験しながら自分たちなりのやり方を育てていくしかない。そんな当たり前のことを、現場のリアルな失速パターンと一緒に示してくれるので、妙に腹落ちする一冊でした。 「スクラムを続けているのに、なぜか前に進んでいる感覚がない人」にとくに刺さると思います。自分たちのチームにも、まだ手を入れられる余地があるんだと気づける本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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