ヨムナビ
親不孝介護 距離を取るからうまくいく

親不孝介護 距離を取るからうまくいく

山中 浩之 and 川内 潤

日経BP / 2022-10-08

累計読者数5
平均ハイライト数 20.2件/人
推定読了時間 約4時間7分
star総合評価 61/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 56%

この本について

親の介護が近づくと、「ちゃんとしないといけない」「自分がやらなきゃ」という気持ちが、じわっと重たくのしかかってきますよね。頭では距離を取ったほうがいいと分かっていても、罪悪感や“世間の目”みたいなものが、なかなか手放せない。僕自身も、親の変化を見るたびにイラッとしたり不安になったりして、「これって親の問題なのか、自分の問題なのか」が分からなくなる瞬間がありました。 この本が効くのは、まさにその曖昧なモヤモヤに輪郭を与えてくれるところです。たとえば「近くにいることは親孝行の必要条件じゃない」という視点は、気持ちをかなり軽くしてくれますし、「子どもが説得するより、第三者が入ったほうがうまくいく」という現実的な方法も、背負い込みすぎていた肩を下ろしてくれます。さらに、親の“だらしない”生活に見えるものが、実はその人にとっての最適解かもしれない、という指摘は、自分の価値観で親を無意識に縛っていたことに気づかされました。 個人的には、「親の介護はマネジメントであって、オペレーションではない」という言葉に救われました。できること・できないことを見極めて、外部の力を入れる。その選択が“逃げ”ではなく、双方の生活を守るための判断なんだと自然に理解できるようになります。 「親の変化にイラついてしまう自分に戸惑っている人」には、とくに刺さる一冊だと思います。無理にきれいな“親孝行”の形を目指さなくていい。距離を取るからこそ続けられる関わり方があるんだ、と実感させてくれる本でした。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「親の介護」と聞いただけで、目をそらしたくなったあなた。この本は介護から逃げて逃げて逃げまくりたいあなたのための「怖くない・無理しない・できることしかやらない」ことを全面的に肯定する、初めての介護本です。「親不孝を薦めるとは何事だ」とお怒りの貴方。お気持ちはごもっともですが、こと親の介護では、普通ならば「親孝行」と考えられることが、親も、あなたも不幸にしてしまうことが多いのです。しかも、「いいことをしている」つもりだから、始めてしまったら止めにくい……。 介護を介して、自分が愛する親を憎んだり、きつい言葉をかけてしまったりするのは自分を含めてよくある話です。そんなお互いに辛い状況に陥る前に、あえて「親不孝介護のススメ」をさせてください。介護が本格的に始まる前にこの本で「介護の常識は『親不孝』と腑に落ちれば、きっと気持ちも体も楽に親御さんに向き合えます。そもそも、子どものあなたが朗らかなことが一番の「親孝行」ではないでしょうか。 電通などの大手企業の社員の介護コンサルティングを長年引き受けているNPO法人となりのかいご代表、川内潤さんがその体験から語る「親不孝介護」を、普通の会社員、編集Y(一人っ子、母親が田舎で独り暮らし)が実践してみたらどうなったか。包み隠さずお話し致します。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要