
コンピュータはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識
矢沢 久雄
日経BPマーケティング (発売) / 202210
この本について
プログラミングを続けていると、「結局コンピュータの中で何が起きているのか」があいまいなまま手を動かしている感覚ってありませんか。コードは書けるのに、CPUやメモリの挙動がつながらず、どこかモヤっとするあの感じです。自分もずっとそうで、言語だけ覚えても地に足がつかないまま仕事をしていました。 この本は、いわゆる専門書というより、「CPUは何を見て動き、プログラムはどういう手順で実行されるのか」を具体的な動作レベルで見せてくれます。マシン語に変換されて初めてCPUが読めること、アドレスやポートがどう役割を分けているのか、クロックがどう処理のリズムをつくっているのか。こういう基礎がわかると、普段使っている高水準言語の挙動が急に立体的になります。「2を足すときCPUは何をしているのか」というシンプルな例が、思った以上に効きます。 個人的には、アルゴリズムの話が腑に落ちました。キーワードや構文を覚える前に、問題をどう分解して手順として表すか。その当たり前のことを、状態遷移図や処理の流れの考え方とセットで示してくれるので、実務でもコードを書く前の整理がしやすくなりました。 こんな人に刺さると思います。「コードは書けるけれど、コンピュータの仕組みが霧の向こうにあるままだと不安」というタイプ。自分と同じようにモヤモヤしていたら、この本は基礎を土台から組み直すきっかけになります。
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