
中小ベンチャー企業を壊す! 人事評価制度 17の大間違い
白潟 敏朗
すばる舎 / 2023-04-12
この本について
人事評価まわりって、会社のためにやっているはずなのに、いつの間にか「評価シートを埋めること」が目的になってしまうこと、ありますよね。上司も部下もどこか納得していないまま進むから、評価が終わってもスッキリしない。自分もずっとそのモヤモヤを抱えていて、「制度そのものの設計より、そもそもの前提がおかしいのでは?」と思っていたときに出会ったのがこの本でした。 著者が一貫して言っているのは、人事評価制度は社員を育てる道具ではなく、モチベーションを下げないための“最低限の仕組み”だという現実です。評価の公平さを追い込むより、評価者と評価面談の質を上げることに時間を使うべきだという指摘は、現場で悩んでいる身からするとかなり腹落ちします。また、成果主義を目標達成率でガチガチに測るリスクや、会社の成長スピードに制度が追いつかない問題など、「確かに…」と思わされる場面が多いです。 個人的に一番刺さったのは、人が育つのは制度ではなく“仕事と場と修羅場”だという部分。だからこそ、育成対象はMVVに賛同している社員に絞るべきで、そこがブレると全員が不幸になる。このあたりは綺麗ごとではなく、現実を直視した話としてすっと入ってきました。 人事制度をどう改善するかより、そもそも何のためにやるのかを立て直したい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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