
教育が変われば、社会が変わる 三菱グループの教育財団が本気で教育に取り組んで見えてきたこと
崎谷 実穂、一般財団法人三菱みらい育成財団
この本について
子どもや若者に関わる仕事をしていると、「なんでこんなに自己肯定感が低いんだろう」「そもそも何に興味を持てばいいのか迷っているように見える」と感じることが多いです。家庭や地域の力が弱まっているとか、失敗を経験できない環境が広がっているとか、理由はいろいろ語られるけれど、結局のところ“じゃあ自分に何ができるのか”で止まってしまうんですよね。 この本は、そんな行き詰まりの背景を、現場の声とともに丁寧に紐解いてくれます。特に印象的だったのは、子どもが心のエンジンを動かすには「興味→行動→納得・承認」という流れが必要だという話。正解主義の中では得づらいこのプロセスを、学校の外の“本気の大人”との出会いやフィールドワークが補っているという具体例が多く、単なる理念ではなく現実の手触りがあります。また、教員側のエンジンが動いていないと生徒にも火が移らないという指摘も、教育に限らず大人の側の問題として刺さりました。 全体を通して感じたのは、「若者が変わらない」のではなく「変われる環境が減っている」ということ。その空白地帯にどう関わるかを考えたい人には、とても実用的な視点をくれる本だと思います。教育関係者だけでなく、若者支援や採用、人材育成に携わっている人にも響くはずです。
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ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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