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トヨタのEV戦争

トヨタのEV戦争

中西孝樹

講談社 / 2023-07-27

累計読者数5
平均ハイライト数 103.4件/人
推定読了時間 約6時間18分
star総合評価 76/100
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この本について

最近、「結局EVはどこまで本気でやればいいのか」「世界の流れと日本メーカーの立ち位置が噛み合っていない気がする」というモヤモヤをよく聞きます。技術の話だけでなく、政治や経済安全保障まで絡むので、ニュースを追っても全体像がつかみにくいんですよね。僕自身、トヨタがなぜ迷って見えるのか、その裏側に何があるのかをずっと整理できずにいました。 『トヨタのEV戦争』は、そのバラバラな情報が一本につながる感じがありました。たとえば、EVがスマホのようにソフトウェア中心の構造へ移る現実や、EUと米国がルールメイキングで経済安全保障まで含めて押し切っている背景。さらに、トヨタがハイブリッドの成功体験から抜け出せず、連続的な改善の延長でEVを捉えてしまった “つまずき方” が、技術論ではなく組織文化として描かれているのも刺さりました。報道では触れられない耳の痛いポイントまで丁寧に拾っているので、世界の動きと国内メーカーの距離感が具体的に見えてきます。 読み終わる頃には、「EVが正解かどうか」ではなく、「各国が何を守ろうとしているのか」「トヨタはどこで戦おうとしているのか」という視点に変わっていました。モビリティの未来を語るときに欠けがちな、政治・産業構造・ソフトウェア化の三つが一枚絵になる感覚があります。 自分の仕事にどう落とし込むか悩みながらも、産業の変化をフラットに理解したい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

EV(電気自動車)が好きでも嫌いでも関係ない。負けられない戦いがここにある! 2023年4月、電撃的な社長交代を果たしたトヨタは、佐藤恒治新体制のもと新たなEV戦略を次々に発表している。マルチパスウェイ(全方位戦略)を維持するとしながらも、国、地域をあげた欧・米・中によるEV覇権争いに乗り遅れることはできないと、腹を括ったのだ。 「壮大なる消耗戦」の様相を呈してきたこの戦いに、トヨタはどう挑み、勝ち抜こうとしているのか? その戦略を詳細に分析するとともに、世界の自動車産業がこの先に進む、未来の姿も提示する。 日々、大胆に進む「100年に一度の変革」を、自動車産業No.1アナリスト・中西孝樹がダイナミックに、精緻に描く必見の書、緊急出版! 第1章:トヨタつまずきの本質論 第2章:CASE2.0と国内自動車産業の六重苦 第3章:世界のEV市場の現在地と未来図 第4章:トヨタのマルチパスウェイ戦略 第5章:10年に一度のサイクルで訪れるトヨタの危機 第6章:2020年に再来したトヨタ最大の危機 第7章:テスラの野望 第8章:次世代車SDVへの進化 第9章:トヨタ新体制の戦略 第10章:トヨタに求められる変革 最終章:国内自動車産業の未来
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