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キッチン常夜灯 (角川文庫)

キッチン常夜灯 (角川文庫)

長月 天音

KADOKAWA / 2023-09-22

累計読者数3
平均ハイライト数 6.3件/人
推定読了時間 約3時間32分
star総合評価 40/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 46%

この本について

仕事のことを考えすぎて、ふと「このままでいいんだっけ…」と気持ちが沈む日ってありますよね。やりたい気持ちはあるのに、焦りや不安のほうが先に出てしまって、何を信じて進めばいいのか分からなくなる時期。自分も同じように迷うことが多いのですが、『キッチン常夜灯』には、その迷いを無理に振り払うのではなく、いったん受け止めてくれるような温度がありました。 登場人物たちが、自分のペースで仕事や人生に向き合い直していく姿が印象的で、特に「こんな時間まで私は何をやっているんだろう」という心の声を肯定してくれる人との出会いに救われる場面は、読みながら自分の胸にもすっと入ってきました。状況を劇的に変えるわけではなく、ひとつひとつ問題を片付けながら前に進んでいく感じが、現実の自分に近いんです。無理に頑張るのではなく、身の丈に合わせて働き方を調整していく視点も、読んだ後にちょっと肩の力が抜けました。 そして何より、自分の「好き」や「楽しさ」を仕事の中に取り戻していく描写が、じんわり効きます。人と接する楽しさや、美味しいものを食べて気持ちをリセットする小さな工夫など、明日すぐに取り入れられるくらい現実的なのがありがたいところです。 仕事に前向きでいたいのに、心がついてこないとき。この本はそんなタイミングの人に刺さる気がします。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

街の路地裏で夜から朝にかけてオープンする“キッチン常夜灯”。チェーン系レストラン店長のみもざにとって、昼間の戦闘モードをオフにし、素の自分に戻れる大切な場所だ。店の常連になってから不眠症も怖くない。農夫風ポタージュ、赤ワインと楽しむシャルキトリー、ご褒美の仔羊料理、アップルパイなど心から食べたい物だけ味わう至福の時間。寡黙なシェフが作る一皿は、疲れた心をほぐして、明日への元気をくれる——共感と美味しさ溢れる温かな物語。

目次

夜ふけのオニオングラタンスープ プロローグ 彩りの前菜プレート始まりの夜に 思い出のデザートガレット アッシュ・パルマンティエ希望を重ねて 落ち込んだ夜のオニオングラタンスープ 特別な日のブーダンブラン私にとって大切なもの エピローグ
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