
spring
恩田陸
累計読者数7
平均ハイライト数 3.1件/人
推定読了時間 約4時間52分
star総合評価 55/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 85%
この本について
最近、自分の中で話がつかない瞬間が増えたなと思います。昔の自分と今の自分がぶつかったり、仕事では「変わらない軸」を求められるのに、内心ではもう少し違う生き方を試したい気持ちがうずいたり。頭の中が一枚の物語になってくれたら楽なのに、実際はもっと凸凹していて落ち着きません。 恩田陸『spring』は、そんな「まとまらなさ」を抱えたまま進むしかない時期に、不思議と寄り添ってくれます。印象的だったのは、オリジナリティを保つには変化し続けるしかない、という言葉です。変わらないために変わる、という矛盾をそのまま肯定してくれる感じがあって、仕事で自分の型にしがみつきそうになる時にふっと力が抜けました。人生が連続しているわけではない、人格だって一貫していない、という視点も大きかったです。自分の中の矛盾を「間違い」と決めつけなくていいと思えます。 もう一つ、この本には「誰かの代わりに生きる」という舞台芸術の魅力が繰り返し出てくるのですが、自分の気持ちをまだ言語化できない時、人は他人の物語に助けられるんだなと静かに腑に落ちました。何かを失ってからしか分からないものがある、という痛みも含めて、人の成長をとても丁寧に描いています。 自分の変化に戸惑っている人、昔の自分とうまく折り合いがつかない人には、ゆっくり効いてくる一冊だと思います。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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出版社による紹介
いよいよ大学受験も本番突入!あたしは志望大をしぼって猛特訓開始。MAHO堂のみんなもそれぞれ夢を叶えるため努力中。そんな中、ついに小竹率いるサッカー部の全国大会が始まったんだ。『国立競技場に連れて行く』と言ったあの小竹の言葉、嘘じゃないよね。そしていよいよ高校卒業の時。あたし達は高校卒業を機に、魔女見習いも「卒業」することに決めたんだ...。
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