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きみはポラリス(新潮文庫)

きみはポラリス(新潮文庫)

三浦しをん

累計読者数3
平均ハイライト数 5.7件/人
推定読了時間 約6時間17分
star総合評価 38/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 15%

この本について

人との距離感って、うまく言葉にできないまま引っかかることが多いですよね。愛したいのに怖かったり、相手の感情を読みすぎてしんどくなったり、逆に「本気」ってどこまで差し出すことなんだろうと悩んだり。頭じゃ整理しきれない揺れが、日常のふとした瞬間にぶり返してきます。 『きみはポラリス』を読むと、その揺れが少しだけ形を持って見えてきます。登場人物たちは極端な状況にも追い込まれるけれど、そこで描かれている感情は驚くほど素朴で、人が誰かを大切に思うときに起きる矛盾そのものです。たとえば「自分がしてほしいことを人にもしているのだと思っていた」という気づきは、こちらも日常で何度も感じる場面を思い出させますし、「裏切られても恐れずに愛すればいい」と語る声には、強さよりも、弱さを抱えたまま前に進もうとする切実さがにじんでいます。 さらに、この短編集は“愛”を綺麗ごととして扱わないところが効きます。嫉妬や執着や暴力すら、感情の延長として描かれていて、自分の中にも説明できない影の部分があることを受け入れやすくなる。だから読み終えたとき、誰かを思う気持ちを一度まっすぐに見つめ直したい人には、とても静かに刺さる本だと思います。 感情のグレーを抱えたまま生きている人にこそ、届く一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

これって恋or愛?いえ、これこそ恋愛そのもの。世間の注目も原稿の注文も「恋愛」のことばかり。なら、とことん書いてみようじゃないの!ということで生まれたただならぬ「恋愛短篇集」。初恋、禁忌、純愛、結婚、信仰、偏愛、同性愛...本気で恋し、だれかを愛したいなら読むしかない!われらの時代の聖典。
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