
風が強く吹いている(新潮文庫)
三浦しをん
累計読者数10
平均ハイライト数 19.9件/人
推定読了時間 約10時間29分
star総合評価 70/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 70%
この本について
仕事でも趣味でも、「頑張っているのに手応えがない」とか「目標を見失ってしまう瞬間」ってありますよね。まわりと比べて焦ったり、自分のペースがわからなくなったり。僕もわりと頻繁にその波に飲まれるタイプです。 『風が強く吹いている』は、そんな時に視点を戻してくれる作品でした。読者の方が保存していた抜粋を見ても、響いているのは“強さって何なのか”とか“自分として走るとはどういうことか”という問いの部分だと思います。記録や順位よりも、自分と向き合う時にだけ見える景色があること。孤独な行為だからこそ、仲間とのつながりが本物になること。前に進む力って、派手さよりも粘りや揺れの中で育つものなんだという実感。このあたりが、読んでいて胸の奥を静かに揺らします。 駅伝というテーマだけど、実際は「自分の場所を探している人の物語」に近いです。過去の評価に振り回される気持ちとか、一人では届かない領域に踏み込みたくなる衝動とか、走ることに重ねずともわかる瞬間が多い。そのうえで、この本は“遠くへ行くこと”を煽らず、“戻る理由”や“誰と走るか”まで含めて描いてくれるので、読後に変な力みが残りません。 今ちょっと迷っている人。静かに気持ちを整えたい人。そんな人には、きっとちょうどいい距離感で寄り添ってくれる一冊だと思います。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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出版社による紹介
箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして...。長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた書下ろし1200枚!超ストレートな青春小説。最強の直木賞受賞第一作。
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