
宙わたる教室 (文春e-book)
伊与原 新
累計読者数5
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この本について
最近、誰かを支えたい気持ちと、自分の生活を立て直す現実のあいだで揺れてしまうことがよくあります。余裕がないときほど、人の痛みも正しく受け取れなくなって、結局どちらも守れなかった…みたいな後悔だけが残ることもあって。そんなときに『宙わたる教室』を読んだら、少し視点が変わりました。 作中では「自分を救おうとしている人間しか、手助けできない」という言葉が何度も響きます。冷たさではなく、現場で積み重ねたリアルな判断として描かれているので、自分の疲れや限界を無視しなくていいんだと思えました。また、リスカや家庭の事情など重い背景を抱えた生徒たちが、それでも少しずつ前へ進もうとする描写が丁寧で、誰かを理解するには“知ろうとする姿勢”しかないんだと教えてくれます。科学の実験や天文の話がたくさん出てくるのも良くて、混乱した感情にふっと呼吸の隙間が生まれる感じがしました。 現実は簡単じゃないけど、それでも前に進みたい人に向けて書かれた物語です。特に、誰かの力になりたいのに自分自身もうまく保てない…そんな人には静かに刺さると思います。
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出版社による紹介
定時制高校の科学部に集った年齢も経歴もバラバラの生徒たち。すれ違いながらも壮大な“実験”にぶつかっていく彼らを描く青春小説。
読んだ内容を、もう忘れない。
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