
世界インフレ 日本はこうなる (SB新書)
池上彰+「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフ
SBクリエイティブ / 2023-12-07
この本について
最近、物価や円安のニュースを見るたびに「自分の働き方や将来って、このままで大丈夫なのかな」と落ち着かない気持ちになることがあります。国全体のことなんて自分には関係ないと思いつつ、給料が上がらないとか、海外に人材が流れていくとか、身近で起きている変化を見ると、どうしても無視できなくなるんですよね。 この本を読んで感じたのは、そういう不安を“なんとなく”抱えたままにしなくていい、ということでした。急激な円高や海外企業との競争に日本がどう巻き込まれてきたのか、そして今どんな力学で人材や産業が動いているのか。ひとつひとつの出来事を、感情論ではなく現実の数字や背景とセットで見せてくれるので、自分の立ち位置を把握するための基準ができるんです。たとえば、一人当たりGDPが28位という事実は想像以上にインパクトが強くて、「そりゃ現場で感じる停滞感もあるよな」と腑に落ちました。 読んでいて特に刺さったのは、日本がアジアの下請けになりつつあるというくだり。これ、現場にいる人ほど薄々感じていたことだと思うんですが、構造として説明されると、どこで踏ん張るべきかが少し見えてきます。「不安を煽る」ではなく、状況を整理するための地図に近い感覚です。 将来の働き方やキャリアを考えるときに、背景の仕組みまで理解しておきたい人に向いています。ニュースを見る目が少し変わるので、立ち止まって状況を把握したいときにちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの60%が集中しています。
読書の順序
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