
20歳の自分に教えたい現代史のきほん (SB新書)
池上彰+「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフ
SBクリエイティブ / 2022-04-28
この本について
ニュースを見るたびに「背景がつかめないまま流れていく感じ」が続くと、どこか置いていかれているような気分になりますよね。名前だけ知っている国や組織が急にニュースに出てきても、つながりがわからない。自分もずっとそんな感覚を引きずっていたのですが、この本はそのモヤモヤをだいぶほぐしてくれました。 たとえば、イスラム世界の話。イスラム法が「神が定めた道」という考え方から始まり、コーランとハディースがどんなふうに人々の判断基準になっていくのか。過激派組織がなぜあそこまで広がれたのか。その裏にある“前提”がわかるだけで、日々のニュースの読み方が変わります。また中国がどうして急速に発展できたのか、あるいはウクライナ情勢の根っこに何があるのか。単発の事件ではなく、積み重ねの流れとして理解できるようになるのが大きかったです。 そして、この本が頼もしいのは「知らなかった前提条件」をそのまま埋めてくれること。領海の無害通航権や、共産主義と社会主義の距離感、憲法と法律の守り手の違いなど、今さら聞きづらい基本を丁寧に拾ってくれるので、世界の見え方が急に立体的になります。ニュースが点から線、そして面へと広がっていく感覚を久しぶりに味わいました。 世界の動きに置いていかれたくないけれど、専門書を読むほどの気力はない。そんな人には特にしっくりくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
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