
図解まるわかり DXのしくみ
西村 泰洋
翔泳社 / 2021-10-11
この本について
DXの話って、結局みんな前提がバラバラで進まない…と感じることが多いですよね。現場では「IT導入=DX」と言う人もいれば、「もっと抜本的な変革でしょ」と返す人もいる。自分もプロジェクトが噛み合わない理由がそこにあると気づくまで時間がかかりました。 この本は、その“そもそも何を指してDXと言っているのか”をいったん整理してくれるところが助かりました。例えば、デジタイゼーションとデジタライゼーションを明確に区別したり、ユーザーが新しい体験を得られることこそDXらしさだと示してくれたりと、現場で話す時の基準点がつくれます。また、既存ビジネスに新しいデバイスを入れるだけでもDXになり得る、という視点も気が楽になります。いきなり巨大投資を前提にしなくていい、と言われたようで、肩の力が抜けました。 さらに、技術寄りの話も噛み砕いてくれるので、エッジやコンテナ、ゲートウェイなどの概念が“名前だけ知ってる状態”から一歩進めます。全部をマスターしなくても、システムの裏側がどう動くのかがつかめるだけで、企画や会話の質が変わる実感があるはずです。 「DXを語る時に自分の理解があいまいで不安がある」「技術の全体像をざっくり把握したい」という人には特に刺さると思います。難しい話をやさしくする本ではなく、“現場で話が通じるようになるための土台”をつくってくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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