
外資系データサイエンティストの知的生産術―どこへ行っても通用する人になる超基本50
山本 康正、松谷 恵
この本について
データのことを考えるたびに、「専門家じゃない自分が触れていい領域なんだろうか…」と腰が引ける瞬間ってありませんか。手法もツールも更新が早くて、気づけば置いていかれている気がする。でも一方で、仕事は確実にデータ前提で動き始めていて、どこかで向き合わないといけない。そんなモヤモヤに近い人には、この本がちょうどいい距離感で効いてきます。 読んでいて特に腹落ちしたのは、企業が欲しいのは研究者ではなく、「思考と判断のエンジンをどう据えるか」を自分で考えられる人だという視点でした。データサイエンスを“技術セット”としてではなく、“ものごとを解像度高く見るための姿勢”として扱っているので、扱うデータが少ない職種でもすぐに応用しやすい。実際、仮説を立てること、相手に合わせて見せ方を変えること、コミュニケーションを自分から取りにいくことなど、明日からの会議で試せる行動レベルの話が多いのがありがたいところです。 さらに、著者が強調する「ラーニングゾーンに身を置き続ける」という考え方も、今の働き方に刺さる人は多いはずです。インプットを重ねても理解につながらない瞬間や、相手部署と噛み合わないと感じる場面をどう乗り越えるか。そこを“才能”ではなく“習慣”として扱ってくれているので、気負わず読み進められます。 専門職になりたい人だけでなく、「データ前提の仕事に自信が持てないビジネスパーソン」にこそフィットする一冊です。自分の視点を一段上から見直したいときの手がかりになります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
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