
愛される企業 社員も顧客も投資家も幸せにして、成長し続ける組織の条件
ラジェンドラ・シソーディア, ジャグディッシュ・シース, デイビット・B・ウォルフ, 齋藤 慎子, and 星野 佳路
日経BP / 2023-12-15
この本について
仕事をしていると、「なんでこの会社は人の気持ちを置き去りにしたまま回っているんだろう」とか、「結局、数字だけ追っているとどこかで限界がくるよな…」みたいな、言葉になりきらないモヤモヤが出てくることがあります。自分も立場が変わるたびに、この感覚をどう扱えばいいのか迷っていました。 『愛される企業』は、その曖昧な違和感に少しだけ輪郭を与えてくれた本でした。たとえば、感情を丁寧に扱える人のほうが周りに良い影響を広げられる、という当たり前のようで見落としがちな視点。そして「顧客や従業員の心に居場所をつくる」という考え方が、実は競争力そのものにつながっていくという話。さらに、企業文化が「正しいことを尊重しているか」を問う姿勢など、どれも小手先のマネジメントではなく、日々の関わり方の積み重ねが土台になると気づかされます。 読みながら、自分が働く組織でも思い当たる場面ばかりで、何を変えるべきかというより、「どんな空気をつくりたいのか」を考えるきっかけになりました。特に、ステークホルダーを“管理する対象”ではなく“関係性の生態系”として捉える発想は、視野が一段広がる感覚があります。 組織づくりに関わっている人はもちろん、職場の雰囲気づくりに悩んでいる人にも刺さる一冊だと思います。
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