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2030 半導体の地政学(増補版) 戦略物資を支配するのは誰か (日本経済新聞出版)

2030 半導体の地政学(増補版) 戦略物資を支配するのは誰か (日本経済新聞出版)

太田泰彦

日経BP / 2024-02-16

累計読者数7
平均ハイライト数 106.1件/人
推定読了時間 約5時間11分
star総合評価 77/100
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この本について

仕事で半導体まわりのニュースを追っていても、「結局どこが本質なんだろう…」とモヤッとすることが多いですよね。企業名も国名も多すぎて、点で覚えても全体像につながらない感じ、僕もずっとありました。 この本が助けてくれたのは、抽象的な「地政学」ではなく、実際にバリューチェーンのどこに力点があるのかを、具体的な風景として描いてくれたところです。アームやASMLがなぜ“詰まると全体が止まる場所”なのか、都市設計にたとえて説明されると、一気に頭に入ってくるんですよね。また、政府の補助金の話も、金額を並べるだけでなく、どのタイミングで何を狙ったのかが描かれていて、日本が「どこに賭けているのか」がやっと理解できました。 もう一つ印象に残ったのは、米国の法律や規制の“運用の仕方”まで踏み込んでいる点です。CHIPS法のガードレールや232条が、建前よりも“どう使われるか”のほうが影響力を持つという視点は、国際ニュースを見る角度を変えてくれました。単に技術の話でも政治の話でもなく、企業の日々の意思決定までつながってくる感覚があります。 業界に詳しくなくても、サプライチェーンの裏側を現実味をもってつかみたい人には特に刺さると思います。僕自身、ニュースがパズルのピースではなく、地図として見えるようになった一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

●経済安全保障をめぐる知られざる攻防戦 ベストセラーになった『2030 半導体の地政学』が2021年末に刊行された後、半導体をめぐる世界のパワーゲームは一段と激しい動きを見せています。わずか2年の間にロシアのウクライナ侵攻が勃発。台湾海峡をめぐる米中の軍事衝突の現実味が高まり、イスラエルとアラブ武装勢力ハマスとの衝突が世界を震撼させました。 日増しにきな臭くなる国際情勢の中で、各国は国家の存亡をかけて半導体の争奪戦を繰り広げています。 なりふり構わず台湾、韓国の企業を囲い込む米国。経済制裁で追い込まれて国内生産に走り出す中国。そして日本では台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場の建設が驚異的なスピードで進み、次世代チップの開発を目指し新会社ラピダス(Rapidus)が電光石火の如く設立されました。 半導体をめぐり世界の裂け目が広がっています。その先に現れるのは、いったいどんな世界なのでしょう……。増補版では、2023年末に至るまでの国際情勢を踏まえて大幅に加筆、修正。理科系出身で国際報道の最前線に立つジャーナリストの著者が、世界地図の解像度を高めて半導体の地政学を読み解きます。
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