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マッキンゼー 価値を創るM&A (日本経済新聞出版)

マッキンゼー 価値を創るM&A (日本経済新聞出版)

加藤 千尋, 呉 文翔, 福富 尚, and 山﨑 敦

日経BP / 2024-04-19

累計読者数5
平均ハイライト数 16件/人
推定読了時間 約3時間59分
star総合評価 48/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 13%

この本について

M&Aに関わっていると、途中で「結局いま何を決めるべきなんだっけ」と迷子になる瞬間がありませんか。やることリストだけが膨らんで、でも本当に重要な判断はどこにあるのか掴めない。買収先とも温度差があって、気づけばプロジェクトが“進んでいるだけ”の状態になってしまう。僕自身、このモヤモヤに何度もはまりました。 この本が助けになると感じたのは、抽象論ではなく、意思決定の位置づけをどう整理するかが具体的に書かれているところです。特に「PMIの設計思想を事前に言語化する」という部分は、実務の現場で抜け落ちやすいのに、やると効果が大きい。どこをハンズオンで統合し、どの意思決定をいつ買収先と握るのか。目的や距離感を曖昧にしたまま進めると、優先順位が永遠に定まらないまま混乱していく、あの感じを避けられます。また、「ベストオーナーとして本当に自社なのか」という視点も、競争入札の熱気に巻き込まれやすい場面で冷静さを取り戻す助けになりました。シナジーを過大評価して“勝ちにいく”ほど危ない、というのは現実的で耳が痛い話です。 M&Aを単発のイベントではなく、企業戦略にどうつなげるかも丁寧に扱われています。自社のコア強化と隣接領域の開拓では、難易度も必要な情報もまったく違う。だからこそ、何をテーマにし、どんなケイパビリティが必要で、どの領域で自社が価値を出せるのかを固める重要性が腹落ちします。 一言で言うと、「意思決定の地図を持たないまま走って疲れている人」に刺さる本です。僕も読んで、やっと道筋が見える感覚を取り戻しました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

日本企業が、いかにしてM&Aを組織能力として構築し、価値創造の成功確率を向上させるべきか。 この経営課題に関する問いを解き明かすのが、本書のミッションである。本書には日本企業とグローバル企業のM&Aを多く支援してきた著者陣とマッキンゼーが持つ経験と知見を集約している。我々は日本企業でM&Aの組織能力の構築・強化と成功に向けて取り組む経営陣の方々を後押ししたい。
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