
笑うマトリョーシカ (文春文庫)
早見 和真
文藝春秋 / 2024-06-05
累計読者数5
平均ハイライト数 1.8件/人
推定読了時間 約6時間4分
star総合評価 34/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 16%
この本について
日常の中で、人の言葉の裏を読もうとして疲れたり、自分の判断にどこまで頼っていいのか迷うことってけっこうあります。相手の意図を深読みしすぎて空回りしたり、逆に信じすぎて後悔したり。そういう揺れが続くと、何が正しいのか分からなくなる瞬間があります。 『笑うマトリョーシカ』は、その「見る目への過信」を静かにほどいてくれる小説でした。登場人物の心の動きが複雑で、特に“他人の心を操る人”という存在が出てくるあたり、自分の感覚だけで世界を判断する危うさを突きつけてきます。政治という大きな舞台の話ではあるのに、そこで描かれているのは、嫉妬や理想や欲望といった、ごく身近な人間のゆらぎなんですよね。だからこそ、単なる政界ドラマに終わらず、「人を見るとき、自分は何を見ているんだろう」と静かに立ち止まらされます。 特に、理想を描きながら予断を持たずに未来を想像し続けるという政治家の姿勢は、仕事にもそのまま引き寄せられました。目標を持つのはいいけれど、決めつけた瞬間に視野が狭くなる感じ、すごく分かる人も多いと思います。 他人の気配に敏感で、つい考えすぎてしまうタイプの人にはかなり刺さる小説です。物語として楽しみながら、自分の「見方」そのものをそっと調整してくれる一冊でした。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
若き総理候補が誰かの操り人形だったら? 人の心の闇に迫るミステリー 【TBS 系列 金曜ドラマ 放送! 2024年夏スタート】 47歳で若き官房長官となり、総理への階段を駆け上がる男は、周囲を魅了する輝きを放っていた。 「彼が誰かの操り人形だったら?」 そう感じた女性記者が、背景を探ると、関係者の不審死、同級生の秘書や家族らの怪しい関係性が浮上し——。代議士を操ろうとする人物は誰なのか? ⇒TBS系列 金曜ドラマ 2024年夏スタート「笑うマトリョーシカ」 主演:水川あさみ / 玉山鉄二 櫻井翔
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




