
嗤う淑女 二人 (実業之日本社文庫)
中山 七里
実業之日本社 / 2021-09-15
累計読者数3
平均ハイライト数 11件/人
推定読了時間 約3時間54分
star総合評価 51/100
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この本について
仕事でも人間関係でも、「なんであの人はあんな行動をするんだろう」と分からないまま放置してしまうことがあります。こちらの予測なんて軽々と裏切られると、自分の判断基準まで揺らいでくるんですよね。そういう“人の心の読みづらさ”に疲れているとき、この本の抜粋がやたら刺さる理由がよく分かります。 『嗤う淑女 二人』は、ただの犯罪ミステリというより、“人の欲や倫理がズレたとき、どこまで行ってしまうのか”を淡々と突きつけてきます。手段と目的が逆転していく感覚とか、突出した性格同士の関係が必ずしも蜜月にならないという視点は、現実でも「あるある」と思わされる場面が多いはずです。組織のストレス構造や、欲が倫理を溶かしていく描写も、派手さより“あ、これ現実にもあるやつだ”という生々しさが残ります。 何より効くのは、「他人の心には悪魔でさえ踏み込めない」という一文で、理解不能な相手を“理解不能なまま置いておく”という選択肢が少し許されるところ。分かろうとしすぎて消耗していた人には、肩の力が抜けると思います。 人間の欲やズレた正義に興味がある人、あるいは“説明のつかない他人の行動”にモヤモヤしている人に刺さる作品です。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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出版社による紹介
最恐悪女が最凶タッグ! これはテロか、怨恨か? 真相は悪女のみぞ知る――。戦慄のダークヒロイン・ミステリー、衝撃のシリーズ第3弾! 高級ホテル宴会場で17名が毒殺される事件が発生。犠牲者の一人、国会議員・日坂浩一は〈1〉と記された紙片を握りしめていた。防犯カメラの映像解析で、衝撃の事実が判明する。世間を震撼させた連続猟奇殺人に関与、医療刑務所を脱走し指名手配中の「有働さゆり」が映っていたのだ。さらに、大型バス爆破、中学校舎放火殺人……と、新たな事件が続発! 犯行現場には必ず、謎の番号札と、有働さゆりの痕跡が残されている。さゆりは「ある女」に指示された手段で凶行に及んでいたが、捜査本部はそのことを知る由もなく、死者は増え続ける一方で、犠牲者は49人を数えるのだった……。 デビュー11年目、どんでん返しの筆がますます冴える人気作家が放つダークヒロイン・ミステリー第3弾、ついに刊行!
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