
エナジーオーガズム考察録2: 快楽の彼岸散策ガイド
天武 五十鈴、外舘 洋平
この本について
最近、自分の身体の反応がよく分からないとか、瞑想やリラックスの感覚が人より鈍い気がするとか、そういう小さなモヤモヤを抱えている人は多いと思います。僕自身もずっと「感覚にアクセスする回路」がどこか錆びついているように感じていて、形だけの呼吸法やストレッチを続けても、いまいち核心に触れられないまま時間だけが過ぎていました。 この本が面白いのは、派手な神秘体験を追いかけるのではなく、ひたすら「自分の身体とコミュニケーションする」という、ごく地味だけど避けて通れない部分に光を当てていることです。読者の方が保存していた抜粋も、結局はそこに集約されている気がします。丹田に意識を置く位置が人によって違うことや、反応が起きる“ピンポイント”は自分でしか探れないという考え方は、僕にとってかなり視界が開けるものでした。また、頭頸部と骨盤のつながりを観察したり、わずかな快感や痺れの動きを丁寧に追いかける姿勢は、「感覚を育てるってこういうことか」と腑に落ちました。 そしてもう一つ大事なのは、体験を過剰に神秘化しないところです。どんな変化もまずは生理現象として扱い、そこから自分なりの意味を見出していく。この距離感があるからこそ、変な方向に振り切れず、日常の延長線上で身体を整えていけるのだと思います。 自分の内部の感覚を育てたい人、瞑想や身体技法をやってみても「結局どう感じればいいのか」でつまずく人には、とても刺さる本です。僕もまだ試行錯誤の途中ですが、身体からの小さなサインを拾えるようになってくると、生活そのものの質が少しずつ変わっていく実感があります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
読書の順序
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