
小説家という職業 (集英社新書)
森博嗣
累計読者数20
平均ハイライト数 25.9件/人
推定読了時間 約3時間59分
star総合評価 68/100
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この本について
創作に少しでも興味があると、「どうやったら書けるんだろう」「自分の作るものに何の価値があるんだろう」と手が止まる瞬間が多いと思います。方法論を探しても腹に落ちず、書き始めても一行目ですでに嫌になる。僕もずっとそのループにいました。 森博嗣『小説家という職業』は、その迷いを無理に解決してくれる本ではありませんが、「そもそも悩み方がズレていたかもしれない」と視点をずらしてくれます。例えば、自由だからこそ苦しいという創作の本質を淡々と語ったり、物語は“準備して書くもの”ではなく“書きながら捏造するもの”だと言い切ったり、読者の期待は最初から再現できないと突き放しつつも、その中で作家がどう立ち回るかを具体的に見せてくれます。読んでいると、小説を書くことが特別な才能ではなく、地に足のついた「仕事」として浮かび上がってくる感覚がありました。 特に、自分のウリを即答できるかという問いや、一つの句点のあとに何を書くかという視点の話は、創作以前に「自分は何を見て、何を差し出したいのか」を考え直させられます。書けないことに悩むより、まず書きながら試すしかないという姿勢にも救われました。 創作の迷路で足が止まりがちな人、あるいは“プロになる”とは何かを現実的に知りたい人に刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
小説家になるためにはどうすれば良いのか?小説家としてデビューするだけでなく、作品を書き続けていくためには、何が必要なのだろうか?プロの作家になるための心得とは?デビュー以来、人気作家として活躍している著者が、小説を書くということ、さらには創作をビジネスとして成立させることについて、自らの体験を踏まえつつ、わかりやすく論じる。
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