
創るセンス 工作の思考 (集英社新書)
森博嗣
集英社 / 2010-02-22
累計読者数4
平均ハイライト数 11.5件/人
推定読了時間 約2時間6分
star総合評価 59/100
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この本について
仕事でも趣味でも、「なんでこんなに上手くいかないんだろう」と立ち止まる瞬間がありますよね。方法論は調べれば出てくるのに、実際に手を動かすと途端に迷子になる。自分が不器用なのか、それとも何か根本が抜けているのか。僕もずっと同じところで悩んでいました。 森博嗣さんの『創るセンス 工作の思考』は、そういう行き詰まりに対して、近道を教えてくれる本ではありません。でも、「そもそも上手くいかないのが普通だ」という前提に立ち返らせてくれるところが効きます。言葉になったノウハウは必ず情報が抜け落ちること、技術の本質は“解決の感覚”を育てることだという指摘は、作ることに向き合う時の姿勢そのものを揺らしてくれます。 さらに印象的なのは、著者自身が決して器用でも天才でもないと語りながら、長い時間をかけて「自分をごまかさない目」を育ててきたところです。真似ではなく、あえて逆を狙う。完成形を知らなくても、まずは設計図を描いて進む。こうした等身大の思考が、読者の“やれる範囲”に落ちてくる感覚があります。 ものづくりに限らず、仕事で「答えのない問題」に向き合っている人には響くはずです。自分の中にあるセンスの揺らぎごと受け止めて、少しでも前に進みたい人に。
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出版社による紹介
かつての日本では、多くの少年が何らかの工作をしていた。しかし、技術の発展で社会が便利になり、手を汚して実際にものを作るという習慣は衰退し、既製品を選んだり、コンピュータの画面上で作業することが主になった。このような変化の過程で失われた、大切なものがある。それは、ものを作ったことのない人には、想像さえつかないものかもしれない。「ものを作る体験」でしか学べない創造の領域、視覚的な思考、培われるセンスとは何か。長年、工作を続けている人気作家が、自らの経験を踏まえつつ論じていく。【目次】まえがき/1章 工作少年の時代/2章 最近感じる若者の技術離れ/3章 技術者に要求されるセンス/4章 もの作りのセンスを育てるには/5章 創作のセンスが産み出す価値/あとがき
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