
人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか(新潮新書)
森 博嗣
累計読者数12
平均ハイライト数 24.7件/人
star総合評価 62/100
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この本について
仕事でも日常でも、考えすぎて動けなくなることがよくあります。相手の立場を想像したいのに感情が邪魔をしたり、具体と抽象の往復がうまくできずに「結局どうすればいいんだろう」と詰まってしまうあの感じです。僕も同じで、結論だけ求めて空回りすることが何度もあります。 森博嗣さんのこの本は、そういう行き詰まりに対して、無理に前向きにさせるのではなく、「考え方の置き場所」をそっとずらしてくれる一冊でした。例えば、発想は論理の延長線にはなく、むしろジャンプに近いものだという指摘。考えても出てこないものを無理にひねり出そうとしていた自分には、かなり救いでした。また、抽象的に考えることは逃げではなく、むしろ余計な雑草を取り除いて自分の思考の庭を整える作業だという説明は、日々抱えているモヤモヤの正体を理解する助けになります。そして、具体と抽象をセットで扱わなければ問題は解けない、という現実的な線引きも、この本の大きな効き目です。 「型どおりにやってるのに、なんだか本質に届いてない気がする」という人には特に刺さると思います。自分の頭を“作り替える”のではなく、“手入れする”感覚に近い読み味なので、無理なくスッと入ってきます。
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