
ロバート・キーガンの成人発達理論――なぜ私たちは現代社会で「生きづらさ」を抱えているのか
ロバート・キーガン, 中土井僚, 鈴木規夫, and 野津智子
累計読者数5
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star総合評価 51/100
start序盤集中型
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この本について
最近、「大人として求められるものが多すぎないか…」と感じる場面が増えている人、多いと思います。仕事でも家庭でも役割が重なっていくのに、正解がどこにも書かれていない。頑張っているはずなのに、なぜか追いつけていないような焦りだけが残る。僕もずっとこの感覚をうまく言語化できずにいました。 この本を読んで少し視界が開けたのは、いまの生きづらさが「能力不足」ではなく、「発達段階と求められる課題のミスマッチ」から生まれている、という視点をもらえたことです。例えば、人間関係でも仕事でも、ある行動ができるかどうか以前に、それを支えるマインドの土台がそもそも違うことがある。期待に応えられない子どもを責めてしまう構造も、実はここで説明できるんですよね。また、発達は得るだけでなく「失うこと」を伴うという指摘も、自分が混乱していた時期の理由をつけてくれました。 自分の今の立ち位置を知りたい人、そして「なんでこんなに難しいんだろう」と日常で立ち止まってしまう人には、かなり手触りよく響くと思います。読んだあと、他人を見る目よりも、自分を見る目のほうが少しだけ優しくなりました。
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