
税理士ならだれでも年収3000万
池上成満
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2025-03-21
この本について
独立した士業の方と話していると、「結局、努力してるのに売上が伸びない」「自分に何が足りないのかよくわからない」という声をよく聞きます。技術には自信があるのに、経営や営業になると急に視界がぼやける感じ、僕もずっと同じでした。 この本を読んで印象に残ったのは、著者の“泥臭いリアル”がそのまま書かれているところです。たとえば、従業員の扱い方や社長としての覚悟みたいな話は、精神論ではなく「具体的にどう動くと会社が回り出すのか」に落ちています。また、顧問先をどう獲得するかも、ふわっとしたマーケ論ではなく、補助金の提案の流れや保険営業との協業など、現場で本当に効いた方法がそのまま書かれている。抽象的な「頑張れ」ではなく、「こういう場面ではこう動くといい」という温度感なので、読んでいて妙な説教臭さがありません。 もうひとつ、救われたのは“自分には何もないがフットワークだけはある”という視点です。経験や実績に不安があっても、動き続けること自体が差別化になるというのは、開業初期の迷いを少し軽くしてくれます。お客様を選ぶ姿勢や、リピーターをつくる仕組みの話も、肩の力を抜きつつ現実的に考えられる内容でした。 派手な成功術ではないけれど、現場で迷っている税理士や士業の人には刺さると思います。特に「営業に苦手意識があるけど、ちゃんと食べていきたい」と思っている人には、視界が少し開ける一冊でした。
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